2人の出処進退
大相撲の朝青龍が一般人に暴力を振るい怪我を負わせた。この事件で相撲協会から解雇か除名の処分を受ける、との見方が強くなっている。
反省して自ら引退の道を選ぶのなら救いはあるが、元々、非常識なところにきて粗野なこの男に品格と良識を求めること自体、無いものねだりに過ぎない。巡業をサボってサッカーに興じていたのが問題視されたときは、2場所の出場停止の処分だったが、今回は当然それより重い、除名か解雇の処分が下されるが常識的なところ。一般社会の常識が通らないところは政界も相撲協会も同じようなものだが、格闘技のプロが素人に怪我をさせたとあれば、厳罰は当然である。あいまいな決着で事を済まそうなどとしたら、国民の批判は相撲協会に向くと心してもらいたいものだ。
もう1人の出処進退を問われる人物は小沢一郎・民主党幹事長。政治団体の収支報告書虚偽記載事件は、2月4日に元秘書3人が起訴されるのは確実で、これは政界でも民社党内でも折り込み済みのようだが、問題の関心事は小沢氏の事件への関与の有無である。一部報道によると、小沢氏本人の逮捕、在宅起訴、不起訴がありうるという。仮に不起訴なら検察の大失態。逆に不起訴以外なら政界は一挙に流動化する。この際、金権政治家の小沢氏が失脚するとすれば、単に民主党にとどまらず、我が国の政治の浄化と民主主義にとってはいいことである。
やっと民主党内からケジメを求める声が聞こえるようになったが、今、同党に問われているのは自浄作用である。小沢チルドレンを含む全議員に自覚を促したい。
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