比例の定数削減案は踏み絵

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 菅直人首相は30日夕、臨時国会召集を受けて官邸で記者会見し、国会議員の定数削減について年内の与野党合意を目指す方針を表明した。

だが、この案は、絵に描いた餅、意地悪く言えば他党に対する踏み絵である。首相は「国会議員自身が身を切ることも必要だ」と指摘。衆院比例定数80、参院定数40程度の削減を掲げた民主党参院選マニフェストに沿って、12月までに与野党間合意を目指すというが、参院選の各党のマニフェストを見れば、公明、共産、社民、たちあがれ日本の各党は絶対に賛成できない案である。また、自民党は「衆議院と参議院の議員定数722人を3年後650人、6年後500人に削減」。みんなの党は、「衆議院は180人減、参議院は142人減の定数削減を実施」とあるだけで、自民とみんなは何をどう削減するのか不明確である。

民主党は、議会改革をアピールすると同時に、次の総選挙で第3極として躍進するとの見方のあるみんなの党に対し、「自ら身を切る覚悟はありますか」と、無党派層を意識して踏み絵を突きつけたのかもしれない。この「改革ごっこ」に審判を下すのは国民だ。しっかりと見届けよう。

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ふくお ひろし

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