闘病記9 治療前日まで
出血の危険を増す薬剤を内服している場合は治療前に休薬する必要があります、念のために内服中の薬は全て提出してください。
適応・除外基準(上述)を再確認し、必要であれば輸血(血小板、新鮮凍結血漿)の準備をいたします。
◆治療当日
午前治療の場合は朝食、午後治療の場合は昼食止めになります、大まかな治療開始時間は前日の夜に決定します。
治療開始前に点滴を開始し、治療直前より鎮痛薬などを点滴から注入します。なお全身麻酔と異なり、治療中の意識は保たれます。
治療中は血圧・脈拍・酸素飽和度を定時的に測定します。
穿刺部位付近の消毒と、両側の大腿部に対極版を貼り付けます。
超音波で病変の位置を確認します。このとき、必要に応じて体位変換や人工胸水、人工腹水を作成します。
局所麻酔を行い、超音波誘導下に電極を病変に挿入します。
いよいよ治療の開始です。1ヶ所の焼灼にかかる時間は約6~12分で、径約2~3cmまでの範囲が壊死します。このとき、みぞおちの部分や右の肩に痛みを感じることがあります、痛みの程度によっては鎮痛薬の注射を追加します。
腫瘍の大きさや個数によっては電極を何回かに分けて挿入します。
治療にかかる時間は症例によりますが、通常1~2時間程度です。
◆治療終了後
原則として、術後4時間は絶対安静、禁食です。
術後4時間後も翌朝までは、出血を防ぐため、床上安静です。室内トイレへの歩行以外は控えてください。
約半数の患者様に、術後38度以上の発熱がみられます。
RFAにて肝臓癌が安全に効果的に治療されたかどうかは、治療翌日以降に施行する腹部造影CTで評価します。追加治療が必要と判断した場合には、全身状態が改善次第、再度RFAを追加いたします。肝臓癌の大きさや個数、存在する場所によっては複数回の治療が必要となる場合があります。
また、後述する偶発症により入院期間が延長する場合もあります。 退院は最短でも治療後3日目となります、退院後も術後2週間は旅行や激しい運動などは避けてください。
(注・以下省略)
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